インフルエンザ予防接種について(2023

インフルエンザワクチンを受ける上で知っておいていただきたいこと(よく質問されること)をまとめました。

接種する前にご確認ください。

   インフルエンザワクチンには、A2種類、B2種類の4種類の型が含まれており、これは全国共通です。

<インフルエンザワクチンの効果> 

現在のインフルエンザワクチンは、接種してもかかってしまうこともあり、かかる率を減らす(100人中 40人かかるところを 20人に減らす)、といった程度の効果しかありません。

重症化を予防するという説もありますが、接種していても必ずしも脳症・肺炎等の重症にならないとは言えず、インフルエンザにかかる可能性を少なくして重篤な合併症になる可能性を減らすと考えておいた方がいいでしょう。

インフルエンザワクチンには、全国共通で A型・B型2種類ずつの4種類が含まれています。それぞれ亜型があり、毎年流行の予想される亜型が含まれます。その亜型が流行と異なると効果が悪くなります。 また、B型に対しては2回接種しても免疫が十分につかないことも多く、さらに乳幼児など低年齢ほどワクチンの効果は良くありません。しかし、脳症は1歳前から2,3歳児に多く発症しますので、ご家族の人が接種しておいて持ち込まないようにすることも大事です。

<インフルエンザワクチンの副反応>(インフルエンザワクチンの添付文書より、一部改編)

1.  発熱、だるさ          (約1割)(成人では、1/3程度の人でだるさが出るようです)

2.  接種部位の発赤・腫れ・痛み   (約1割)(成人では 1/3程度の人で出るようです)

3.   過敏反応(発疹、蕁麻疹など)    (0.1%未満) 

4.   ショック、アナフィラキシー症状(蕁麻疹+浮腫+呼吸困難) (0.1%未満)

5.  急性散在性脳脊髄炎(けいれん、麻痺、意識障害などの症状)  0.1%未満)(ワクチンによるものかどうかは不明)

<予防接種ができない方(接種不適当者)>

1.  37.5℃以上の熱がある場合や、何か重篤な急性疾患にかかっている方

2.   ワクチンの成分によってアレルギー反応を起こしたことがある方

3.   卵アレルギーのある方(当院では卵アレルギーの方の接種は原則として控えます。卵製品が食べられる人は可。)

4.   6ヶ月未満の乳児

5.  妊娠中の方は、産科で接種の可否をご確認ください。その上で可能であれば接種できます。

6.   以上の他、予防接種を行うことが不適当な状態にある方  ※具体的には、医師とご相談ください

<その他> インフルエンザワクチンは、2回接種しても翌年には予防効果はなくなります。また、インフルエンザ以外のカゼは予防できません。

以上をご理解された上で接種をご希望の方は、あらかじめ受付で予診票を受け取っておき、予診票にご記入の上、接種時にお持ちください。(接種時は、予診票提出をもって受付となります)(予約方法は下記)

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<接種料金>  当院では、1回 4,200 円(消費税込み) (2回の接種で 8,400円)。
           (なるべくお釣がないようにご協力お願い致します。 キャッシュレスには対応しておりません)
 (当院は、65歳以上の公費の自己負担金\2,300で接種できる医療機関ではないので、65歳以上の方は他院での接種をお願いします)

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尚、下記に該当する場合は割引致しますので、接種時に受付でお申し出ください。
(当院によくかかられているひとり親家庭(【親】医療証)の乳幼児(幼稚園以下)の方は1回\2,500 にします)
(兄弟で3人以上(高校生以下)当院で接種される場合は、3番目以降のお子さんのみ¥2,500に割引します。なるべく一緒にご来院を)
 
(高齢者(65歳以上)の方で、慢性疾患で毎月定期的に当院におかかりの方は¥3,000 とします。)
 (これまで当院で接種されたことのない65歳以上の方は、他の医療機関での公費補助による¥2,300での接種をお願い致します)

<接種方法> 

1.   〜4週間隔で2回(13歳以上は1回)。なるべく3〜4週間あけた方が、十分に免疫ができます。4週間過ぎても大丈夫です。

2.  通常はインフルエンザの流行の始まる前まで(12月中旬頃まで)に2回接種することが望ましいです。

    10月下旬〜11月前半に1回目、11月下旬〜12月前半に2回目が理想です。

(今年はすでに流行中ですが、接種後すぐの効果は期待薄いです)

 

<予約方法>
 
ネット予約 (or 自動電話予約) でのご予約をお願い致します。

(窓口対応や電話でのお問い合わせは、業務が滞り他の患者さんに迷惑をかけてしまうため、ネット等でできない場合のみでお願いします。)

インフルエンザワクチン接種ができる時間 1017日より接種開始します)

【A】インフルエンザワクチン接種専用枠(前もって予約可)

@      (土) 14:00〜15:30 (10/21〜12/16、不定期)
    
(但し、上記の() 午後のインフルエンザ専用時間には、他の診察や薬の処方は対応できませんので、ご承知おき願います)

A     (月・火・水・金) 16:30〜16:45

B     (月・火・水・金・土) 10:30〜10:50 (コロナやインフルエンザの流行状況によっては、午前は中止になるかもしれません)

 

【B】通常の一般診療の時間内 (予約は前日の21時から当日の17:30まで(土曜日は11:30まで))

新型コロナ・インフルエンザの流行状況によっては、一般診療の時間にはできなくなるかもしれません

2023.10.1  宇南山小児科医院 院長